『アンナ・コムネナ』全6巻 | 日々の雑記
『アンナ・コムネナ』全6巻

『アンナ・コムネナ』全6巻

『アンナ・コムネナ』佐藤二葉・著 星海社
2021〜−2025年
待ちに待った最終第6巻昨日届いた。

表紙のアンナ様〜!1巻と同じ構図、お年を召されたお姿もお美しい〜(つい敬語)

辛い展開だろうと覚悟していたけど、案外そうでもなくクーデター失敗後穏やかに過ごされたのだなと安心した。なるほどWikipediaにある「ニケフォロス動かず」をこう描くのか、唯一ここだけが辛い場面。そしてここで3巻の伏線回収、たぶんここで使うと予想してた通り。ヨハネスの寛大な処置はこの他にピロシュカちゃんの進言もあったのね。いい子だ。ピロシュカは最初からヨハネスのことを「カロい!♡」て言ってたから「カロヨハネス」(うるわしきヨハネス)の名付け親でもある。(と思っておこう)

それにしてもこの作品をこの手法で描き切った作者はすごい。前作『うたえ!エーリンナ』(これも大好き)もそうだったけど、1話1ページという短い中にきちんと史実を描きキャラを立たせ、その上全体の物語がちゃんと進行していく。これだけ多くの登場人物を描き分け、その人物の幼い頃から老年までも描き分けている。あまりにも数が多く同じ名前も多いので見分けがつかない人もいるけど、過去の話を見直してみるとちゃんとその人物が描かれていて、「ああ、これがあの人だったのか〜!」と気づかされる。全ページカラーの絵も美しく、特に衣装が美しく見ているだけで楽しくなる。

まだまだいっぱいあるけど、とりあえず完結おめでとうございます!

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