ザ・グレイテスト・ミュージカル・コンサート2 | 日々の雑記
ザ・グレイテスト・ミュージカル・コンサート2

ザ・グレイテスト・ミュージカル・コンサート2

とにかく全員素晴らしかった。「ミュージカル・コンサート」だからだろうか。歌そのものを聴かせるというより、ミュージカルの一部として演じてくれていたように思う。それがとてもよかった。それぞれの感想を簡単に。

ヘンシャルさんの「All That Jazz」から幕開け。さすがの存在感、圧倒される。「レミゼ10周年」の歌唱でも思ったけど、ただきれいにサラっと歌うんじゃなくて、なんというか重量感のある声、歌い方。「Electricity」には、うわ〜ウィルキンソン先生だと興奮したし、「Don't Cry for Me Argentina」では先日の「エビータ」が思い出され、そしてやはり何と言っても「I Dreamed A Dream」。CDやDVDでの歌唱で聴いてはいたけど、生でこれが聴けたのは本当に嬉しい。特に恋人に去られたときから後半にかけての絞りだすような声の出しかた、ここがすごくて鳥肌がたつ。
(この歌はやはり女性の歌だとしみじみ思う。ラミンやジョンさんのも聴いたけど、男性が歌うと「どこが地獄よ?」と思ってしまう。恋人に捨てられシングルマザーで生きて行かなくてはならない女性だからこそ「地獄」となる。)

海宝くんの「ゲッセマネ」にはほんとに驚いた。まさかの英語歌唱。あの引き裂くような高音。福井さんじゃないけど、どこまでもついていきますと言いたくなる。NHKFMの「青春アドベンチャー  暁のハルモニア」を聴いていて、なんとまっすぐな、ピュアな声だろうと思った。これからの日本ミュージカル界を背負う存在と、みんなが期待するのもわかる。

柿澤くん 「ヘロデ王の歌」歌だけでなく動きも含めてヘロデ王を見事に演じていた。階段に寝そべるわ、飛び降りるわ、とにかく軽快に動く。「フランケンシュタイン」でのジャックが凄いと聞いたけどこういうことか。全身でミュージカルを演じることが出来るんだな。「フランケンシュタイン」の再演が楽しみ。

福井さん 「ラム・タム・タガー つっぱり猫」わたしが生の福井さんを聴いたのは「レミゼ」のバルジャンと「JB」のニックだけだった。だからこんなに踊れる人だなんて思わなかった。でも彼も四季出身なんだもの、当たり前か。(そういえば海宝くんも柿澤くんも石丸さんもめぐさんもみんな四季出身)「アメリカン・ドリーム」にもびっくり。エンジニアはいろいろクセのある役だけど、福井さんは何か上品。このエンジニアを本当の舞台で観てみたい。

咲妃みゆさん かわいいな。重量感のあるヘンシャルさんめぐさんと比べると酷だけど、その可憐な姿と歌で負けずに頑張っていた。「ダンスはやめられない」やや迫力に欠けるけどきちんと演技してた。

石丸さんと濱田めぐみさん 今回はゲストということで歌が少ないのは残念だったけど、さすがの歌声で満足。もっと歌を聴きたかったけどしゃべりも楽しかった。もっとこういうコンサートをしたいと石丸さんが言ってたけど、ほんとにそうなるといいな。

終演後、夜公演の当日券待ちの列が出来ていた。わたしも並ぼうかとチラっと思ったけど、予定外のマチソワはちょっとキツいので諦めて帰った。

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