手話について

手話について

昨日の東京新聞社説「手話で笑顔を広げたい」を読んだ。その中で昨年の憂慮すべき裁判の判決として「日本手話で授業を受ける権利は、憲法で保障されているとは言えない」というものがあったことを知った。日本手話を使う小学生らが日本語対応手話で授業が行われため学ぶ権利を侵害されたとしておこした訴訟に対する判決だ。胸が痛む。慣れ親しんだ「母語」を奪われた子どもたちの悲しみと怒りが胸に迫ってくる。学校では日本手話に堪能な教師の退職により日本語対応手話の方へ移行が進んだという。日本手話を使いこなす人材が不足していること、日本手話に対する社会の無理解や軽視もあるという。
かくいうわたしも手話に「日本手話」と「日本語対応手話」があることを知ったのは丸山正樹さんの『デフ・ヴォイス』を読んだ時だった。それまで「日本語対応手話」が手話の事だと思っていたので驚いた。それから関連書籍を読んだりNHKの「みんなの手話」を観たりして、手話とろう文化について少し勉強して、以前よりは理解が深まったつもりでいた。だから手話について社会の理解がまだまだ進んでないことにショックを受けた。手話を習うでもなく何らかの活動をしているわけでもないくせに、いっぱしの理解者でいたつもりの自分が恥ずかしい。
そして今日、東京新聞の第一面に ー「手話は言語」を法律にー という見出しを見て感動した。超党派議連が法案を提出するというのだ。
やっとここまできた。ぜひぜひこの法案が成立しますように!祈ることしかできないけれど、まだまだだろうけど、見守り続け応援し続けたい。

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