『叡智の図書館と十の謎』 | 日々の雑記
『叡智の図書館と十の謎』

『叡智の図書館と十の謎』

『叡智の図書館と十の謎』 多崎 礼・著 中央公論新社 2024年

うーん『レーエンデ国物語』の作者なので期待していたのだけど、それほどではなかった。
ファンタジーだと思って読み始めたが、SFの要素もあり、読み切りの短編10編が一つの長編となっている構成。一つ一つの短編がそれぞれ趣きが違って、短編集としては楽しめたが、その反面全体を通した話には少しのれなかった。電脳関係の用語がわたしには難しかったせいかな。あと、虫が出てくる話は勘弁して。グロいよ。
作者のあとがきで、ブラッドベリ作品へのオマージュのことがのっていたが、どの作品だろう。
第6の話は、まるで古い洋画を見てるような懐かしさがあったが、これも作者があとがきで洋画好きと告白していたので、なるほどと思った。

個々の物語は楽しめるものもあったけど、ちょっと残念な読後感だった。

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