りゅうほんじさん

昨日の朝ドラ「ばけばけ」で水飴を買う女の幽霊の話が出て来たけど、たまたま検索してたら懐かしい寺の名前が出てきた。
この怪談はドラマの舞台松江だけでなく、全国的にある話らしい。その中の一つとして京都西陣の立本寺にもある、と知ってびっくりしたのだ。

わたしは子どものころ京都市上京区に住んでいて、その近所にあったのが立本寺だった。お寺の境内の中に公園があり、砂場もあって子どもたちの遊び場所だった。その公園は夏休みにはラジオ体操の会場にもなっていた。小学校の行き帰りの通り道にあり、正門ではなく脇のお墓の側を通って通学していた。大きな木や石によじ登って遊んだり、お寺というより楽しい遊び場の「りゅうほんじさん」だった。そんな怪談があったなんて知らなかった。

「りゅうほんじさん」と呼んでいた寺が「立本寺」と書くことを知ったのはいつ頃だったろう。あの砂場で遊んでいて、夕方祖母が迎えに来てくれたこともあったなあ。おばあちゃんっ子だったわたしは、祖母と並んで帰ることが楽しかった。

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