Beautiful
7/28 帝国劇場にて観賞
中川くん目当てだったので、あまり予備知識なしに観に行った。びっくりしたのは男子トイレに列が出来ていたこと!どうも水樹奈々さんファンが多いらしい。客席も男性の姿が多くてちょっと息苦しかった。
ミュージカルというよりストレートプレイみたいだった。そのわりには芝居部分が平坦で面白くなかった。歌を知っていればもっと楽しめたろうに、「ロコモーション」と「You've Got a Friend 」しか知ってる歌がなかったのが辛い。でも同じような「ジャージー・ボーイズ」は最初からノレてものすごく楽しかったのだから、単にわたしの好みではなかっただけだろうと思う。
主人公たちが歌を作って提供する人なので、歌の部分はアンサンブルが担当していて(特に1幕)プリンシパルよりアンサンブルがよく歌うという、今までにない構成に戸惑った。これじゃミュージカル俳優たちじゃなくてもよかったんじゃないか?ああ、だから水樹奈々と平原綾香か。
ストーリーより楽曲を聴かせる作品なので、それぞれの楽曲に思い出がある人はとても楽しめたと思う。その楽曲が出来る過程をもう少し上手く見せてくれればよかったんだけど(楽曲を産み出す葛藤とか、その時代の空気とか、ファンの反応とか)。つくづく「ジャージー・ボーイズ」はよく出来た作品だなとあらためて思った。
水樹奈々さんはよく頑張ってたし、出演者のみんなの歌も演技もよかった。それだけにドラマ部分が惜しいなあ。
1番輝いてたのはソニン。初登場場面で強烈な印象で、ほぼコメディ担当?だった中川くんと明るく盛り上げてくれた。カーテンコールまで可愛いカップルぶりで、この二人が見られたからいいや。ほぼコメディ担当に徹していた中川くん、たまに歌声を聴かせてくれたけど、相変わらずの歌声で、ああもっと聴きたかったよう。
でも彼もテレビドラマ(精霊の守り人)やラジオドラマ(また、桜の国で)にも出るし、歌手としてだけでなく、ミュージカル俳優としてやっていくには、演技もきちんと出来なけりゃね。
でもやっぱり、中川くんやラミンや藤岡くんなどは、歌ってナンボではないかと思うのだけれど。