『最後の晩ごはん』21

『最後の晩ごはん 21 さびしんぼうと大きなシュウマイ』
椹野道流・著 角川文庫 2025年

このシリーズももう21巻。料理が美味しそうなのと、いずれも傷ついた過去を持つ登場人物たちの、ぎこちない交流から生まれる優しい雰囲気が心地よくて、続けて読んでいる。
霊が視える体質の海里、無骨だが繊細で腕のいい料理人の夏神、海里に救われた眼鏡の付喪神のロイド(人間に変身できる)。この3人で営業する日没から日の出までという変わった営業時間の「ばんめし屋」が舞台。この世に心残りのある幽霊に、最後の晩ごはんを振る舞い成仏するのを見送ったり、大切な人の思い出と鎮魂のために料理を再現したり、その間に様々な人間模様が描かれる。
著者の体調不良のため最初の頃より刊行頻度が落ちているけど、これからも楽しみにしている。

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