シェイクスピア劇 鑑賞記録

シェイクスピア劇 鑑賞記録

シェイクスピア劇鑑賞記録

◯ナショナル・シアター・ライブ(NTL)
2014 年
 4/27 「コリオレイナス」出演 トム・ヒドルストン
 8/23 「リア王」出演 サイモン・ラッセル・ビール
 10/14 「ハムレット」出演 ローリー・キニア
 12/13 「オセロ」出演 エイドリアン・レスター
   
2016 年
  6/12「リア王」再鑑賞

2019年
  2/17 「マクベス」出演 ローリー・キニア
  4/24 「リア王」出演 イアン・マッケラン

◯映画
2016年 
  5/13 「マクベス」 出演 マイケル・ファスベンダー マリオン・コティヤール

◯NINAGAWAマクベス
2021年 1985年上演版をWOWOW放送で鑑賞 出演 平幹二朗 栗原小巻
 
2017年
  7/14 出演 市村正親 田中裕子  彩の国さいたま芸術劇場にて鑑賞


2014年のNTLでの鑑賞がシェイクスピアとの出会い。その時耳で聞いたセリフのかっこよさに痺れた。戯曲は実際に舞台で演じられて初めて完成するのだということがよくわかった。

「コリオレイナス」
元はバナナ倉庫だったという劇場で、セットは椅子だけという簡単なもの。それでちゃんと舞台セットとして成り立っていて、ああ芝居とは工夫次第でどこででも演じられるのだなと思った。とにかくトム・ヒドルストンのスタイルの良さが目を引いた。
「リア王」
一番おもしろく感じた演目だった。道化が途中で衝撃的な退場をしていた。2回見たけれどもう一度見たいと思う。
「ハムレット」
これで初めてローリー・キニアを知りファンになった。この演出で驚いたのが、王妃ガートルードがアル中らしく描かれていたこと。そのせいで終盤ハムレットの代わりに毒酒を飲み干すことに納得感があった。
「オセロ」
オセロ役のエイドリアン・レスター、イヤーゴー役のローリー、2人ともとてもよかった。
「マクベス」
ローリーのマクベスなので期待したけど、これはあまり好きになれなかった。舞台セットと演出がちょっとグロかった。

映画版のマクベスではマクベス夫人のマリオン・コティヤールが正気を失って「to bed, to bed‥‥」というセリフが印象に残った。

2017年の「NINAGAWAマクベス」は初めて実際に鑑賞したシェイクスピア劇だった。驚いたのが舞台が始まった時、客席の通路を老婆が2人歩いていて「あれ?」と思ったらそのまま舞台に上がったこと。そのままずっと舞台に座り込んで、お弁当食べたりお茶を飲んだり粉薬を飲んだり拝んだり、とにかく普通にずっと舞台上にいたこと。時々気になって彼女らの様子をチラ見したけど、それほど邪魔に感じたわけではなく、芝居には集中できた。なるほど、だから仏壇マクベスと呼ばれているのか。キャストもセリフも原作のままなのに、扮装が日本の戦国時代風で、それなのにちゃんと作品世界が成立している。この演出すごいな。いやこれが成り立つ原作がやはりすごいのか。マクベス夫人の「to bed,to bed」をどう言うのかと思ったら「臥所(ふしど)へ」だった。これは先に1985年版を映像で見た時に感心したところだ。この扮装だと「寝所へ」かなと思ったのだけど「臥所へ」にはグッときた。ここの翻訳すごいと思った。パンフレットによると翻訳は小田島雄志だったので、白水Uブックス版(1983年)で確認したけど、「寝室へ」だった。この上演のために新しく訳したのかもしれない。(松岡和子訳だとそのまま「ベッドへ」だった)
1985年版ではマクベス夫妻は時には対等にやり合う戦友っぽく感じたけれど、2017年版ではとても仲の良い愛し合ってる夫婦に見えた。役者が違うとそういう違いが生まれて、これもまた舞台のおもしろさだろう。

これからも機会があればシェイクスピア作品は見てみたい。とりあえず録画したままの「ハムレット」(市川染五郎主演)を見なければ。

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