だれがダイアナ殺したの? | 日々の雑記
だれがダイアナ殺したの?

だれがダイアナ殺したの?

ハリントン・ヘクスト著 鈴木景子訳
論創社 2015年7月刊

こちらも表題紙裏に原題あり
Who Killed Diana? 1924
by Harrington Hext

創元版でお腹いっぱいという感じだったので、こちらはざっと読んで翻訳の違いを見るだけでいいかなと思っていた。ところがパラパラめくってるとけっこう違う表現が目につく。言葉の違いとか文章の順番の違いとか直訳と意訳とかではなく、違うテキストから訳したのかと思うほど。(確かにイギリス版とアメリカ版という違いはあるが)それでいながら内容は違わない。同じことを違う表現で描いているみたい。
一番驚いたのは、終盤での重要な言葉。

創元文庫P292「そんなにしょっちゅう自分を甘やかしてどうするんだ」
論創社P262「君はいつか自分の首を絞めることになるぞ」

原文でどう書いてあるのか本気で知りたい。

結局読み比べることはやめて、そのまま読み進めた。最初の違和感は薄れこの翻訳に慣れてきた。文庫とハードカバーという違いもあると思うが、こちらの方が丁寧な感じ。どちらで読んでもいいけど、こちらの方がよりイギリスの雰囲気があるように思う。

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