映画「ノー・アザー・ランド」

映画「ノー・アザー・ランド」

映画「ノー・アザー・ランド」2024年 ノルウェー・パレスチナ
5/22 OttOにて鑑賞

ずっと見たかった映画。県内で比較的近場にできたミニシアターで上映されたので、ようやく見に行けた。

パレスチナについて無知だった自分を恥じる。ガザへの攻撃がニュースになり、ようやくパレスチナ問題を知りたいと思い、本を読んだり(『ガザとは何か』『中学生から知りたいパレスチナのこと』『イスラエルとパレスチナ』等、もっともっと読まねばならない資料が山積みで早く読まなくてはと焦っている)ニュース解説を見たり、SNSの投稿を見たり、勉強を続けている。ヨルダン川西岸でイスラエルによるパレスチナ住民への攻撃が行われていることは、ガザの後に知った。

話題になっていたこの映画、やはり映像が物語る強さはすごかった。容赦無く軍によって破壊される建物、人々への発砲、暴力、拘束、生活の場が瓦礫の山に変わる。その変わり果てた場所で何とか生活を続けようとする人々。ご馳走を皆で食べたり歌ったり踊ったり、普通の人々の生活が確かにある。
人が撃たれる場面、逮捕される場面もしっかり映っている。作りものでない本当に起きていること。これを黙って見ているしかない自分の無力感。
いちばん心が痛んだのは学校を破壊した軍が、それだけではなく井戸をコンクリートで埋め、水道管を破壊した場面だ。ここでは人が生きることを許さないぞ、という有無を言わさぬ残酷で強固な意志。心が折れる。

アカデミー賞受賞で全世界に知られたことは嬉しいが、それにより撮影した監督たちへの弾圧が厳しくなるのではないかということも心配になる。現に共同監督の1人が拘束された事実があった。無事解放されたのでほっとしたが。

この映画は娘と一緒に見て娘もブログに書いている。↓

https://august16th.hatenablog.com/entry/2025/05/22/185106

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