『ゆきのおしろへ』

『ゆきのおしろへ』

『ゆきのおしろへ』ジビュレ・フォン・オルファース/作 秦理絵子/訳 平凡社 2003年

オルファースの処女作。もうめちゃくちゃかわいい!だってさ!「ゆきのこたち」がね、まるくって、白くって、ころころしてて、ふわふわ飛ぶんだよ!ちょっと正気を失うほど可愛さに悶えてしまった。

オルファースの絵本のうち一番気に入ったので、買う気満々だったのに絶版で、中古でも一桁違う値段がついてて、さすがに躊躇した。
英語版ならそこそこの値段であるけど、どうせ洋書にするなら原語のドイツ語版がいい。

英語版『The Story of the Snow Children』の試し読みを見たら女の子の名前がPoppyになっていた。
原題が『Was Marilenchen erlebte!』(マリーレンちゃんのおはなし←福武書店『ちょうちょうのくにへ』の訳者あとがきによる)なので、女の子の名前はマリーレンのはずだ。日本版の『ゆきのおしろへ』ではちゃんとマリーレンになっている。

名前を自国風のものに変えるのは、日本だって昔は、例えば「ジョン」を「太郎」と訳すことはあったのだろうから、よくあることなのかも。またあまりなじみのないものをわかりやすいものに変えることもある。『ライオンと魔女』で「ターキッシュ・デライト」が「プリン」になったように。『ひとまねこざる』で「スパゲッティ」が「うどん」だったように。
ドイツ語から英語に訳す時、名前はどうするんだろう。「カール」を「チャールズ」に、「ミハエル」を「マイケル」にしたりするんだろうか。

Amazonでドイツ語版もあったけど、これも平凡社版ほどではないけど結構お高くて諦めた。
せめてポストカードとかないかしら。あの「ゆきのこたち」のデザインなら絶対需要あると思うのだけど。

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