「Siúil A Rún」について

「Siúil A Rún」について

20年ほど前ケルティック・ウーマンの「Siúil A Rún」を初めて聞いた時、PPM(ピーター・ポール&マリー)の「Gone the Rainbow」(虹と共に消えた恋)に似ているなあと思った。中学の頃に聞いた歌で冒頭の「シューシューシュラーリ〜♪」という歌詞が印象的な綺麗な曲だった。歌詞もそのままではないしメロディも少し違うけど、どちらも戦場に行く恋人のことを歌っているらしいし、このアイルランドの民謡をカバーしたんだろうなと思っていた。

最近見つけたブログ記事でこの曲について詳しく書いてあって、その他のブログの記事も参照して、ようやくこの曲の来歴がわかってきた。

元々17世紀にアイルランドで生まれた歌で曲名の意味は「行って、愛しい人よ」。オリジナルの歌詞は不明でさまざまなバリエーションがあるという。

そして18世紀のアメリカ独立戦争の時に、この曲を原曲とする「Johnny Has Gone for a soldier」が歌われていたという。当時スコットランド移民が多くアメリカに渡り、その人たちが持ち込んだスコットランドやアイルランドの民謡がアレンジされて歌われていたらしい。
独立戦争時にスコットランドからの移民が参戦していたことは、以前読書会で取り上げたヴァイニング夫人の『メギー新しい国へ」で知った。この時はレポーターだったのでよく覚えている。

確かに「虹と共に消えた恋」にもこの「Johnny’s gone for a soldier」という歌詞がある。だからPPMの曲は元の「Siúil A Rún」よりも、この「Johnny Has Gone for a soldier」をカバーしたもので、そこに元のアイルランド風味を出すためにあの「シューシュー〜♪」を付け加えたのだろう。あの部分はゲール語っぽい響きはあるけど、正確なゲール語ではなく意味は不明らしい。

今回見つけたブログでは、いろいろな「Siúil A Rún」を紹介していて、PPMや「Jhonny Has Gone for a soldier 」と、その別名の「Buttermilk Hill」という曲もあった。

そして1番オリジナルに近いと思われる形の「Siúil A Rún」も聞いたけど、なるほど素朴というか歌というより祈りのような、魔女が呪文を唱えてるような独特の雰囲気だった。

もう一つ紹介されてたのが、ゲール語で歌うロックバンド Seo Linnの「Siúil A Rún」。
これがめちゃくちゃかっこよくてすっかり気に入ってしまった。ギター、ドラム、キーボード、バンドネオンの演奏しながらの歌声はすごい迫力。ケルティック・ウーマンのとても静かな美しい歌声とは違い、男声で楽器演奏とあいまってとてもパワフル。終盤に演説が入るけど、こちらもゲール語で力強い。
Youtubeで何回も聴いている。

https://www.youtube.com/watch?v=UYHoZQD2rsc

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