映画「ベ・ラ・ミ 気になるあなた」
映画「ベ・ラ・ミ 気になるあなた」
ゲン・ジュン/監督・脚本 2024年 フランス、ポルトガル
3/6 OttOにて鑑賞
はじめはまったく見る気はなかった。予告編でも冴えないおっさんが変な会話してるし、なんだこりゃ?と思っていた。それが映画館で何回も予告編を見てるうちに、そのおっさんがだんだん可愛く見えてきて、なんだか気になって気になって仕方なくなってきた。もう見るしかない。
中国黒竜江省のある町。若い男に別れを言い渡される中年男シュー・ガン。妻がいるが自分の気持ちに正直になろうと、初めてゲイコミュニティに接触するジャン・ジーヨン。
この2人の話が中心だけど、他に人工授精で子どもを持とうとするレズビアンカップルも登場する。その精子提供者の男性とその恋人の男性。主役2人に付きまとうレストランの店主等々。これらの人々が、みんなどこかちょっと変で、予想もつかない行動をするので、これはどういうことかと首をかしげたり、苦笑やら爆笑やらで忙しい。とてもおもしろかったんだけど、どう説明すればいいのかさっぱりわからない。
突然「インターナショナル」をアカペラでフルコーラス歌い出すおっさん。(今どき「インターナショナル」聞かされるなんて思わなかった)
サウナで太鼓腹叩いて、この曲名を当てろ、と変なクイズを出すおっさん。
突然飛んでくるUFO。おもちゃかと思ったら、本物だった。
というように、わけのわからないエピソードの連続なんだけど、でも結局はシュー・ガンとジャン・ジーヨン2人のラブストーリーだったんだなあと思う。(レズビアンカップルの方もなかなか興味深い展開だったけど)
予告編から可愛いかった冴えないおっさんのジャン・ジーヨンが、予告編以上に可愛くてたまらなかった。初心でもの慣れない恋する乙女。でも自分の尊厳はしっかり守る気概もある。シュー・ガンもそこに惚れた。
おっさんだろうと人を恋する気持ちは真剣で美しい。同性だろうと異性だろうと若かろうと年取っていようと。
なかなか出会わず、出会ってからも行き違いがあったりして、終盤でようやく恋人同士になれた2人の寄り添う姿に、ああ、よかったなあ、幸せになってねと、温かい気持ちになる。
「シュー・ガン、絶望するな」
「ジャン・ジーヨン、絶望するな」
「俺がいる」
この会話がいい。ちょっと涙出そうになった。
チラシによると「かの国では上映不可能な“タブー”に軽やかに挑んだ、オフビートで異色のラブストーリー」らしい。なるほど。
ゲン・ジュン/監督・脚本 2024年 フランス、ポルトガル
3/6 OttOにて鑑賞
はじめはまったく見る気はなかった。予告編でも冴えないおっさんが変な会話してるし、なんだこりゃ?と思っていた。それが映画館で何回も予告編を見てるうちに、そのおっさんがだんだん可愛く見えてきて、なんだか気になって気になって仕方なくなってきた。もう見るしかない。
中国黒竜江省のある町。若い男に別れを言い渡される中年男シュー・ガン。妻がいるが自分の気持ちに正直になろうと、初めてゲイコミュニティに接触するジャン・ジーヨン。
この2人の話が中心だけど、他に人工授精で子どもを持とうとするレズビアンカップルも登場する。その精子提供者の男性とその恋人の男性。主役2人に付きまとうレストランの店主等々。これらの人々が、みんなどこかちょっと変で、予想もつかない行動をするので、これはどういうことかと首をかしげたり、苦笑やら爆笑やらで忙しい。とてもおもしろかったんだけど、どう説明すればいいのかさっぱりわからない。
突然「インターナショナル」をアカペラでフルコーラス歌い出すおっさん。(今どき「インターナショナル」聞かされるなんて思わなかった)
サウナで太鼓腹叩いて、この曲名を当てろ、と変なクイズを出すおっさん。
突然飛んでくるUFO。おもちゃかと思ったら、本物だった。
というように、わけのわからないエピソードの連続なんだけど、でも結局はシュー・ガンとジャン・ジーヨン2人のラブストーリーだったんだなあと思う。(レズビアンカップルの方もなかなか興味深い展開だったけど)
予告編から可愛いかった冴えないおっさんのジャン・ジーヨンが、予告編以上に可愛くてたまらなかった。初心でもの慣れない恋する乙女。でも自分の尊厳はしっかり守る気概もある。シュー・ガンもそこに惚れた。
おっさんだろうと人を恋する気持ちは真剣で美しい。同性だろうと異性だろうと若かろうと年取っていようと。
なかなか出会わず、出会ってからも行き違いがあったりして、終盤でようやく恋人同士になれた2人の寄り添う姿に、ああ、よかったなあ、幸せになってねと、温かい気持ちになる。
「シュー・ガン、絶望するな」
「ジャン・ジーヨン、絶望するな」
「俺がいる」
この会話がいい。ちょっと涙出そうになった。
チラシによると「かの国では上映不可能な“タブー”に軽やかに挑んだ、オフビートで異色のラブストーリー」らしい。なるほど。
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