ミス・サイゴン | 日々の雑記
ミス・サイゴン

ミス・サイゴン

8 /12 帝国劇場にて鑑賞。

うーん、これはダメだった。ミュージカルでこんなにノレなかったのは初めて。今までたいてい冒頭の音楽からぐわーっと引き込まれていたのに、それがなかった。かろうじて一幕終了前のエンジニアの歌で拍手することが出来た。お話にも音楽にもノレないと辛い。でも群舞は良かった。わたしはこういうアンサンブルのコーラスやダンスが好きなんだな。
歌ではエンジニアの「アメリカンドリーム」キムの「命をあげよう」ジョンの「ブイドイ」エレンの「メイビー」がよかった。でもそれってみんなソロ。コーラスにいいのがないとダメなんだ。あとはやはり歌詞が聴き取れなかったのが大きい。そのせいで話の進行が見えなくてついていけなかった。何回も見たら分かるの?
キムもエンジニアもアメリカへ行くことが幸せだと本当に信じているのか?あんな形でアメリカへ行ったタムが幸せになるとでも?欧米人の目線で、アジアを下に見ているようで嫌だ。いや、もしかしたら、こんなに憧れてるアメリカも実はたいしたことないんですよ、っていう逆説のつもりか?
これなら話はトンデモでも音楽の良かった「ラブ・ネバー・ダイ」の方がいいと思う。

追記: 何よりも日本語なのに歌詞が聴き取れなかったのが痛い。歌もストーリーも理解出来なくてストレスがたまった。これいきなり日本版観たのがまずかったのかも。今までのミュージカルは英語版しか観てなかったし、「ラブ・ネバー・ダイ」もDVDはオーストラリア版、CDはロンドン初演版をさんざん鑑賞してから日本版観たから。うーん、英語版のDVDやCDを鑑賞すべきだろうか?そうしたらこの作品の素晴らしさが分かるのだろうか?

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