『ガージュー先生 対馬丸事件を生き抜いた少女の物語』

『ガージュー先生 対馬丸事件を生き抜いた少女の物語』

『ガージュー先生 対馬丸事件を生き抜いた少女の物語』
たじまゆきひこ/作 2026年 童心社

対馬丸事件の生存者平良啓子さんをモデルにして、田島征彦の力強い絵と簡潔な文章で描かれた絵本。平良さんの『海鳴りのレクイエム』と同じく、対馬丸からの生還で終わりではなく、その後の沖縄戦のことにもふれ、彼女が戦後教師として子どもたちに平和の大切さを教える姿を描いている。「ガージュー」とは沖縄言葉で頑固な人、我の強い人のことだという。元は否定的な言葉なのかもしれないけれど、対馬丸、沖縄戦を生き延び、戦後も一貫して反戦平和活動を続けてきた彼女を讃えるいい言葉だと思う。

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