ロートケプシェン、こっちにおいで | 日々の雑記
ロートケプシェン、こっちにおいで

ロートケプシェン、こっちにおいで

相沢沙呼 / 著
東京創元社 2011年刊

「午前零時のサンドリヨン」の続編。前作はイライラしながらも高校生たちの青春に微笑ましい思いをいだいたのだけど、イジメを扱っているせいもあって、これはきつかった。こういうふうにイジメがはじまるのか。こわいな。今の子どもたちは大変だな。
そして怖かったのは、携帯電話のデータが変更されたら、同級生との連絡手段が何もないこと。わたしたちの時代は名簿があったから、そんなこと想像出来ない。もちろん何か大きな事故や事件があれば、学校側が情報は持っているから大丈夫なはず。でも個人的なことで連絡したい時は手段がなくなる。これはこわい。そうか、この怖さがあるから皆必死で繋がろうとするわけか。そこから外れていても超然としていられるほど強い人は、そんなにいないものな。全体の大きな仕掛けは何となく想像がつくけど、やはり真相にはちょっと驚いた。前作よりミステリーっぽくてそこはおもしろかった。

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