図書室の魔法  上下

図書室の魔法 上下

ジョー・ウォルトン / 著 茂木 健 / 訳
東京創元社 創元SF文庫 2014年刊

舞台は1979ー1980年の英国。15歳の少女モリの日記形式で綴られる。繊細で周囲にとけこめず居場所のないモリが、唯一心の支えである読書により仲間を得、自分の人生を生きぬく決意を固める。ああ、本当によかったなあ。
双子の妹を亡くし、自身も怪我により片足の自由を失い、狂気の母親の虐待と、かなりモリの境遇は同情されるべきものなのだか、彼女も魔法やフェアリーを信じているまあ普通に考えると少し痛い子。ここらへんは引いてしまうけど、でも彼女の本に対する愛情には思いきり親近感を覚える。
モリの読書量がとにかくものすごくて圧倒される。自分が読書家だなんて彼女の前ではとても言えなくて小さくなってしまう。SFが多いがトールキンなどのファンタジーやプラトンや共産党宣言など、あらゆる本をむさぼるように読む。巻末に本書に出てきた本のリストがあるのだが、それが200冊近い。名前も知らない作家もあれば、知ってるだけの作家、リストとは別の作品なら読んだことある作家とか、かろうじて10分の1くらいは読んだかなあ。またSFが読みたくなった。

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