天游ー蘭学の架け橋となった男 | 日々の雑記
天游ー蘭学の架け橋となった男

天游ー蘭学の架け橋となった男

中川なをみ / 著 こしだミカ/ 絵
くもん出版 2011年 刊

天游(てんゆう)って誰?まずそれが興味あった。中天游(なか てんゆう)は大坂在住の蘭学者で、緒方洪庵を育てた人だという。知らなかった。児童書ということもあり、少し深みには欠けるが、分かりやすくおもしろい。あまり知られていない天游はじめ、蘭学の師橋本宗吉、塾友斉藤方策、いとこで銅版画師の伊三郎、名前は知っている大塩平八郎、緒方洪庵、主要人物みんながみんな真摯に自分の道を進む姿は心地よい。でも天游の奥さんさだは大変だったろうなあ。医師として(これがすごい、この時代女性で医師として活躍してた人が居たとは)妻として天游を支えるのは並大抵なことではなかったろう。天游は自分でも言ってるが本当に幸せな人だ。

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