画像は映画公式サイトより
5/6 オンデマンドで視聴
エミリー・ブラントのヤサグレっぷりがすごい。好きな女優さんだけど、この映画の最初のうちの言動には呆れるばかりで、おいおいそれはないだろうと批判的になっていた。ミステリやサスペンスで事件に巻き込まれるヒロインは、とっさに嘘ついたりわざわざ疑われるような行動を取ることがある。それを見るたび「何でだよ?!」とイライラが募ってくるのが常だったが、彼女の場合はイライラより痛々しい思いの方が強かった。あの(元)夫がいかんのだ。なんであんな男に未練があるのか。
映画は彼女だけにフォーカスするのではなく、3人の女性のエピソードが交互に描かれる。これが時間軸通りではないので少しややこしい。図式としては1人の男をめぐる女性たち(元妻、現妻、ネタバレだけど愛人)の闘いに見えるが、この場合の闘いとはそれぞれの女性が自分自身と向き合う闘いだったように思う。決して女同士が争うのではなく、むしろ争うのはあのクズ男に対してでいい。一番怖かったのは、現妻が夫の味方をしてしまうのではないかと思った時。この時の妻の決断と行動は、それはそれで怖かったのだが。
エミリー・ブラントがこれから立ち直っていく未来を予想させて終わるのが良かった。あのルームメイトとの関係修復は出来たのかな。あんないい友人なくしちゃもったいないよ。
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