『ビッグイシュー日本版』 vol.495 | 日々の雑記
『ビッグイシュー日本版』 vol.495

『ビッグイシュー日本版』 vol.495

娘が定期購読しているビッグイシュー日本版。最新号が届いた。月2回発行だし薄いので読もうと思えば読めるのに、興味ある記事しか読まない、時には表紙を眺めて終わるだけの申し訳ない読者だけど、今回の表紙がマララ・ユスフザイさんなのにひかれて、彼女のインタビューを読んだ。
2012年の彼女の銃撃事件は衝撃だった。10代だった彼女も現在27才、しっかりした大人の女性になっていた。今も活動を続ける彼女の姿に、感動と同時に今だに状況が変わっていない世界に暗澹たる思いを抱く。

声を上げることが即命の危険につながる状況で、彼女はあんなに若い頃から活動してきた。わたしがその状況に置かれたら怖くて何も出来ず、傷つかないようおとなしく暮らしていくしかないだろう。
でも今わたしたちが当然の権利として手に入れているものは、理不尽なことに声を上げ傷つきながら闘ってきた人たちが居たからこそ得られたもので、それは彼女が闘ってきたことと変わりはない。
この国でも世界でもおかしなことは起き続けている。変だ理不尽だ許せないと思うことには、臆せず声を上げなくては、それを認め受け入れていることになる。
怖くても恥ずかしくても、まず声を上げなくてはならないと、あらためて思う。

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