猫のティボルト

猫のティボルト

娘が『中世ネコのくらし』という本を読んでいて、「ティボルトって猫なんだ!」叫んだので「何言ってるの?」と思ったら、その本に『ロミオとジュリエット』でマキューシオがティボルトに「よう、ネコの王様」と呼びかける場面がある、と書いてあるそうだ。

早速うちにあるちくま文庫版で確認。おお、たしかに第三幕第1場でその場面あるわ!脚注にー「猫には九つ命がある」という諺にかけたものーとある。探してみると第二幕第4場にもマキューシオがティボルトのことを「昔話の猫の王ティボルト」と言ってる場面がある。そこの脚注ではー中世ヨーロッパの動物寓話「ルナール狐」に登場する猫の王様ーとある。

『中世ネコのくらし』では「ネコの名前、所変われば」のページでその話題が出ている。
フランス語でティベールというのがイエネコ全般を指す名前で、ティベールとティボルトは同じ名前なので、とのこと。ああ、フランス語のティベールが英語ではティボルトなのか。
その前ページには中世イギリスではオスネコに1番多い名前はギブで(ギルバートの愛称)だそうなので、同じネコでもネコの王様の名前の方が威厳があるのかな。でもそれを知るとなんかティボルトが猫かあ、と可愛く思えてくる。

ついでに図書館で『きつねのルナール』を借りてきた。山脇百合子さんの訳と絵。とても可愛い。

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