猫の9つの命

猫の9つの命

「猫には9つの命がある」と言われていることを、初めて知ったのはダイアナ・ウィン・ジョーンズの『魔女集会通り26番地』(掛川恭子訳 偕成社 1984年)だった。
初めて読んだウィン・ジョーンズ作品で、ものすごい衝撃だった。だって主人公の姉が自分の希望を叶えるために平気で弟を犠牲にしようとするんだもの。そのあっけらかんとした悪役ぶりがかえって新鮮で、主人公や大魔法使いのくせになんかピリっとしないクレストマンシーより目立っていた。
のちに新訳が出たけど(『魔女と暮らせば』田中薫子訳 徳間書店 2001年)今だに以前の本の印象が強い。
ウィン・ジョーンズ作品はジブリの「ハウル」以降次々翻訳され色々読んだけど、わたしにとっては初めて出会ったこの作品が強烈さでは1番かな。

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