だあれが殺した?クック・ロビン

だあれが殺した?クック・ロビン

この言葉は萩尾望都の「ポーの一族」の中の「小鳥の巣」でエドガーが口ずさむ童謡で知った。繰り返し挿入されるこの歌詞、たまたま亡くなった少年の名前がロビンだったことからも、なんとも不穏な雰囲気を醸し出していた。これが童謡?マザーグースってわりとこういう怖い歌詞がある。

だあれが殺した?クック・ロビン
それはわたしとスズメがいった
わたしの弓と矢羽で
わたしが殺した クック・ロビンを

その言葉をまんまタイトルにしたイーデン・
フィルポッツの作品。こんな作品があったのも驚きながら、2種類の訳本があることも驚き。シャーリィ・ジャクスンの「処刑人」と「絞首人」のようにタイトルが違う。しかも著者名も。
もともとイギリスで出版された時のタイトル、著者名が「だれがダイアナ殺したの?」ハリントン・ヘクトン(フィルポッツの別名義)
その後(同年)アメリカで出版された時のタイトルが「だれがコマドリを殺したのか?」

イギリス版とアメリカ版ということでは、クリスチアナ・ブランドの「ジェミニー・クリケット事件」と同じだが、あちらはタイトルは同じで内容が違っていたけど、こちらは内容は同じ。しかしタイトルと著者名と翻訳者と出版社が違うと、違う本だと勘違いする人いないのかな?有名な作品なのでそんな人いないか?

name
email
url
comment

NEW ENTRIES
戦場の図書館 本を守る人々(10.15)
雑誌「anan 特別編集」(10.11)
『屋根裏部屋の秘密』(10.10)
『ジャック・デロシュの日記ー隠されたホロコースト』(10.09)
DVD届いた(10.08)
どんより…ポチっ(10.06)
漫画3作(10.04)
『ペンツベルクの夜』(10.03)
不具合解消?(10.02)
NHK ONE へ移行(10.01)
RECENT COMMENTS
TAGS
TV ドラマ 映画 音楽 絵本 雑記 雑誌 手話 対馬丸 読書 読書会 舞台 漫画
ARCHIVES
LINKS
RSS
RSS