だあれが殺した?クック・ロビン | 日々の雑記
だあれが殺した?クック・ロビン

だあれが殺した?クック・ロビン

この言葉は萩尾望都の「ポーの一族」の中の「小鳥の巣」でエドガーが口ずさむ童謡で知った。繰り返し挿入されるこの歌詞、たまたま亡くなった少年の名前がロビンだったことからも、なんとも不穏な雰囲気を醸し出していた。これが童謡?マザーグースってわりとこういう怖い歌詞がある。

だあれが殺した?クック・ロビン
それはわたしとスズメがいった
わたしの弓と矢羽で
わたしが殺した クック・ロビンを

その言葉をまんまタイトルにしたイーデン・
フィルポッツの作品。こんな作品があったのも驚きながら、2種類の訳本があることも驚き。シャーリィ・ジャクスンの「処刑人」と「絞首人」のようにタイトルが違う。しかも著者名も。
もともとイギリスで出版された時のタイトル、著者名が「だれがダイアナ殺したの?」ハリントン・ヘクトン(フィルポッツの別名義)
その後(同年)アメリカで出版された時のタイトルが「だれがコマドリを殺したのか?」

イギリス版とアメリカ版ということでは、クリスチアナ・ブランドの「ジェミニー・クリケット事件」と同じだが、あちらはタイトルは同じで内容が違っていたけど、こちらは内容は同じ。しかしタイトルと著者名と翻訳者と出版社が違うと、違う本だと勘違いする人いないのかな?有名な作品なのでそんな人いないか?

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