青白く輝く月を見たか? | 日々の雑記
青白く輝く月を見たか?

青白く輝く月を見たか?

森博嗣/著 講談社タイガ文庫 2017年6月刊
wシリーズ6作目。長らく放置されてたスーパーコンピュータの「オーロラ」を停止させる依頼を受けたハギリ。いつも開始早々トラブルに巻き込まれるが(というよりいつも攻撃されてないか?)今回はミサイル攻撃まで受ける。いつも大変だなぁと同情する。
設置された当時は最新式だったが、今ではもう古いって、PCでさんざん経験してきたなあ。PCでもスマホでも買った時点からどんどん古びていくのが宿命だもの。
このシリーズの世界は、今まで作者が描いてきた世界の1番先の世界。本当に世界がこういう進化を遂げるかどうかは分からないが、機械と人間が限りなく近づいていくことはありそうなことだ。これからおこるかもしれない未来のひとつの姿を見せてくれる物語。どういう風に終わるのか興味ある。

今回のキャッチフレーズが
「知性が涵養(かんよう)する萌芽の物語」
今までが
「知性が予見する未来の物語」
「知性が紡ぐ生命の物語」
「知性が掬い上げる奇跡の物語」
「知性が挑発する閃きの物語」
「知性が提示する実存の物語」
と続いてきた。
これ考えるの大変だろうなあ。担当さん頑張ってね。

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