思い違い

思い違い

わりと最近まで間違えて覚えていた名前がある。

カレル・チャペック
ヤヌシュ・コルチャック
マキシミリアノ・コルベ神父

この3人をごっちゃにしていた。
なぜ間違えたのか。チャペックとコルチャックはたぶん音の響きで混同してしまったのだろう。
コルベ神父のことは、昔遠藤周作の『女の一生』で強制収容所で身代わりで亡くなった話を読んで印象に残っていた。そのコルベ神父とコルチャックを混同したのは、コルチャックもまた収容所で亡くなっていることを知ったから。名前も「コル」までは同じだから余計に思い込んでしまった。

思い込みって怖い。チャペックをちゃんと読もうとして著作など調べていて、どうもコルチャックとは違うということはわかったけど、まだコルチャックとコルベ神父は混同していた。その時にきちんと調べていたらもっと早く間違いに気づいたのに、労力を惜しんではいけないな。

チャペック『長い長いお医者さんの話』はずっと積読本のまま。早く読まなくちゃ。

コルチャック『子どものための美しい国』は図書館にあるので、いつか読みたい。


もうひとつ
ディーノ・ブッツァーティとジャンニ・ロダーリも一時期混同していた。まるで違う名前なのに…。
ブッツァーティは先に『七階』『待っていたのは』というとてつもなくいや〜な怖い話を読んでいたので、児童書で見つけた時はびっくりした。それでどうもあのブッツァーティとは違う人だと思い込んだらしく、じゃああの人は誰だ?となってなぜかジャンニ・ロダーリの名が頭に浮かんで、そこからしばらく2人を混同していた。
昨年ブッツァーティのデビュー作が児童書だったことを知り、あらためて著作を調べてやはりあの「七階」は彼だったのかとわかった。
ロダーリは『チポリーノの冒険』の作者でした、ごめんなさい。『チポリーノの冒険』も昨年読んだけど、びっくりするほどおもしろかった。

思い込みはよくない。疑問に思ったら億劫がらずまず調べよう。

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