映画「生きる」大川小学校 津波裁判を闘った人たち
寺田和弘/監督
3/23 OttOにて鑑賞
予告編の時から辛かった。裁判の結果は知っていたが断片的なものでしかなく、この裁判の経緯をしっかり見つめたいと思った。
「あの日、何があったのか」「事実を知りたい」という親御さんたちの強い思いは、人ごとではない。
映像の大部分は亡くなった児童の遺族の方が撮影したものなので、初めて見る映像が多く、特に第1回の学校説明会の映像が衝撃的だった。教師の中で唯一の生存者だった方の姿があったのだ。説明する先生もそれを聞く遺族もどちらの姿も辛かった。この時を含めてその後何回も行われた説明会での、学校と教育委員会の態度に不信感を募らせる遺族の気持ちは、もっともだと思った。都合の悪いことを隠蔽し責任逃れしようとしているように見えた。本来なら学校と家庭が協力して子どもを守るもののはず。それが遺族と一緒に検証しようという姿勢が見えなかった。遺族が最終的に裁判を起こすまでになったのも無理はない。
裁判を起こすことで批判も中傷も脅迫もあったという。「誰も裁判なんか起こしたくない」と遺族は言う。真実を求める裁判だけど、裁判を起こすということは、わが子の命の値段をつけるという非情な事実にも直面しなければならない。どんなに辛い決断だっただろうか。それに耐えて裁判を闘い抜いた遺族の方々の強い思い、その一言一言が胸に刺さる。
とても辛かったが、やはり見てよかった。
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