パレスチナのこと
パレスチナについてはもっと知りたいしもっと学ばなければと思っている。
昨年『ガザとは何か』と『中学生から知りたいパレスチナのこと』を読んで、少しはわかった気になっていた。ところがこれらの本を貸した友人が「ちょっと読んだけど難しくてわからないから」と返してくれた時「これ片方からの見方ってことはない?」と言った言葉に衝撃を受け、混乱してきちんと説明出来なかった。
片方の側?じゃもう片方とは?この場合はイスラエル?イスラエルの言い分も聞かなければ公平ではないということか?
きっかけはハマスのテロ行為だとイスラエルは正当性を主張している。だが公平に双方の主張を聞くというのなら紛争の発端イスラエルの建国まで遡らなくてはならない。あの本にはその経緯がきちんと書かれているのでそれこそ公平だと思う。
もう片方というならそれはイスラエル建国を許可しそれによって生まれたパレスチナ難民、そこからの紛争に責任を取らなかったわたし達を含めた国際社会だ。
こういう事を言えばよかったのに、とっさに言えなかった自分が情けない。それ以来このことを考え続けている。それはわたしが正しく理解していないせいなのだ。今まで知らないでいたし知ろうともしないでいた。
それまでホロコーストの被害者ユダヤ人はかわいそう、だから国が出来てよかったね、でも周辺諸国は認めてなくて今も紛争している、テロ組織とも戦っている、せっかく国が出来たのに気の毒だなあ、話し合いで解決出来ないのかなあ、などと思っていたのだ。
ガザの状況がきっかけで少しばかり知った気になっていたけど、人にきちんと説明出来ない中途半端な知識じゃないか。
もっと知らなければならないと切実に思い、上記2冊に加えて新たに本を注文した。
明石書店の『パレスチナを知るための60章』と『パレスチナ/イスラエルの〈いま〉を知るための24章』
岩波ブックレット『イスラエルとパレスチナ』
の3冊。
なかなか道は遠いがこれからしっかり読んで勉強していきたいと思っている。
とりあえず『イスラエルとパレスチナ』の「日本版への序文」と「訳者あとがき」だけを読んだ。今の自分がかろうじて読み切ることができるのはこれくらいだ。たとえおぼろげでも自分が理解するには一度では無理で、何度も何度も読み込まねばならないだろう。体力気力時間が必要だと思う。でも少しずつでも読み進めていきたい。
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