日々の雑記
帝劇で驚いたこと

帝劇で驚いたこと

入場の時こんなシールを配ってた。たまたま期間内の観劇だったので手に入れたけど、これ目当てで観劇する人もいるんだろうか?
男子トイレの列も驚いたけど、隣の席の人がアイスクリームを食べ出したのにはもっと驚いた。後ろの席では箸で弁当?を食べてる人もいる。娘が会場の係の人に聞きに行ったら、「上演中以外はOK」とのこと。えっ!そうなの?「お席での飲食はご遠慮下さい」ってアナウンスなかったっけ?あれは上演中限定なの?今まで帝劇を含めた劇場内ではそういう人は見かけなかった。みんなロビーで飲食してたよね?映画館ではポップコーンや飲み物持ち込みは普通だけど。なんかいろいろ衝撃的な経験だった。
Beautiful

Beautiful

7/28 帝国劇場にて観賞
中川くん目当てだったので、あまり予備知識なしに観に行った。びっくりしたのは男子トイレに列が出来ていたこと!どうも水樹奈々さんファンが多いらしい。客席も男性の姿が多くてちょっと息苦しかった。

ミュージカルというよりストレートプレイみたいだった。そのわりには芝居部分が平坦で面白くなかった。歌を知っていればもっと楽しめたろうに、「ロコモーション」と「You've Got a Friend 」しか知ってる歌がなかったのが辛い。でも同じような「ジャージー・ボーイズ」は最初からノレてものすごく楽しかったのだから、単にわたしの好みではなかっただけだろうと思う。
主人公たちが歌を作って提供する人なので、歌の部分はアンサンブルが担当していて(特に1幕)プリンシパルよりアンサンブルがよく歌うという、今までにない構成に戸惑った。これじゃミュージカル俳優たちじゃなくてもよかったんじゃないか?ああ、だから水樹奈々と平原綾香か。
ストーリーより楽曲を聴かせる作品なので、それぞれの楽曲に思い出がある人はとても楽しめたと思う。その楽曲が出来る過程をもう少し上手く見せてくれればよかったんだけど(楽曲を産み出す葛藤とか、その時代の空気とか、ファンの反応とか)。つくづく「ジャージー・ボーイズ」はよく出来た作品だなとあらためて思った。

水樹奈々さんはよく頑張ってたし、出演者のみんなの歌も演技もよかった。それだけにドラマ部分が惜しいなあ。
1番輝いてたのはソニン。初登場場面で強烈な印象で、ほぼコメディ担当?だった中川くんと明るく盛り上げてくれた。カーテンコールまで可愛いカップルぶりで、この二人が見られたからいいや。ほぼコメディ担当に徹していた中川くん、たまに歌声を聴かせてくれたけど、相変わらずの歌声で、ああもっと聴きたかったよう。
でも彼もテレビドラマ(精霊の守り人)やラジオドラマ(また、桜の国で)にも出るし、歌手としてだけでなく、ミュージカル俳優としてやっていくには、演技もきちんと出来なけりゃね。
でもやっぱり、中川くんやラミンや藤岡くんなどは、歌ってナンボではないかと思うのだけれど。

フィギュアスケート選手

ロシア男子のフィギュアスケート選手の名前がややこしくて(とにかく似た名前同じ名前が多い)、書き出して整理してみた。主にシングル選手。

アレクサンドル・サマリン
アレクサンドル・ペトロフ
アルトゥール・ドミトリエフ
アルトゥール・ガチンスキー(引退→復帰?)
アンドレイ・ラズキン
アディアン・ピトキーエフ(アイスダンスへ?)
ドミトリー・アリエフ
ドミトリー・ソロビエフ(ペア選手)

国際試合ではまだいいが(出場選手が限られる)国内試合見てると本当に混乱する。さらに愛称で呼ばれると誰が誰やら…。

またイスラエルのダニエル・サモヒン選手とサマリン選手はよく間違えて困る。(もともとサモヒン選手の兄のスタニスラフ・サモヒンは元ロシア選手で後にイスラエルへ移籍した)
同じイスラエルのアレクセイ・ビチェンコ選手は元ウクライナ選手だった。
イタリアのイヴァン・リギーニ選手は元ロシアだったし、ヨーロッパの選手は割と簡単に所属が変えられるのだなあ。その場合国籍も変えられるのだろうか?国籍と所属は違う?そこらへんがはっきりわからない。ちゃんと調べればいいのだけど。
ジャージー・ボーイズ 2018年公演

ジャージー・ボーイズ 2018年公演

画像は2016年公演のプログラム

キャストが発表された。初演と同じだと思っていたが一部変更があった。
フランキーの中川君とボブの海宝くん矢崎くんは変わらず。トミーが中河内くんと伊礼彼方さん(初演は藤岡正明くん)ニックが福井さんとSpiさん(初演は吉原光夫さん)
初演が大好きだったのでちょっと残念だけど、新しい人も楽しみ。伊礼さんは今度観に行く「Beautiful」で中川くんと共演しているし、Spiさんは「DNAーSHARAKU」で観たことある。(中川くんも出てた、ヘンな役だったけど)
来年の9月の公演だけど今からとても楽しみ。
パトリックのプログラム

パトリックのプログラム

パトリックの今シーズンのプログラムが発表された。
フリーが「HALLELUJAH 」
来た〜!!スケオタ騒然!悲鳴が上がってる。
歌はジェフ・バックリィ。作者のレナード・コーエンじゃないのは残念だけど、オリジナル版だとコーラス部分が健康的過ぎるかな。コーエンのライブ版だとメロディが取り難い(なんせ歌うというより喋ってるし)わたしもコーエン以外ならやっぱりジェフ・バックリィ版が一番好き。
久しぶりに聴いてみたけど、この歌声にパトリックの極上の滑りが重なるのかと思ったら、もう鳥肌がたつ。
シンデレラの罠  新訳版

シンデレラの罠 新訳版

セバスチアン・ジャプリゾ/著 平岡敦/訳
東京創元社 創元推理文庫 2012年刊
新訳版だけあって、ものすごく読みやすかった。内容も一度旧訳で読んでいることもあり、よく頭に入ってくる。
結局「わたし」はどちらだったのかは、こちらでも理由がはっきり書いてあるから、旧訳と同じでいいはず。本編読み終えた時はそう思ったけど、訳者あとがきで混乱した。う〜ん確かに第1章との対比などではもう片方の娘とも考えられるなあ。旧訳の時からこの部分がどうも違和感あったのだ。「ミ」と「ド」はいいとして、「ラ」なんて何でここに出てきたのかわからない。この章がなくても話は成立する。だからこの部分をわざわざ最初に置いたことに意味があると勘ぐれば勘ぐれる。そもそも記憶喪失の「わたし」が語るのだから、これほど「信用できない語り手」もない。だから本当にどちらかはわからない…。そう考えるべきなのかなあ。でもそれだとモヤモヤが残ってすっきりしない。やっぱり最初の説を取りたくなる。悩ましい作品だ。
青白く輝く月を見たか?

青白く輝く月を見たか?

森博嗣/著 講談社タイガ文庫 2017年6月刊
wシリーズ6作目。長らく放置されてたスーパーコンピュータの「オーロラ」を停止させる依頼を受けたハギリ。いつも開始早々トラブルに巻き込まれるが(というよりいつも攻撃されてないか?)今回はミサイル攻撃まで受ける。いつも大変だなぁと同情する。
設置された当時は最新式だったが、今ではもう古いって、PCでさんざん経験してきたなあ。PCでもスマホでも買った時点からどんどん古びていくのが宿命だもの。
このシリーズの世界は、今まで作者が描いてきた世界の1番先の世界。本当に世界がこういう進化を遂げるかどうかは分からないが、機械と人間が限りなく近づいていくことはありそうなことだ。これからおこるかもしれない未来のひとつの姿を見せてくれる物語。どういう風に終わるのか興味ある。

今回のキャッチフレーズが
「知性が涵養(かんよう)する萌芽の物語」
今までが
「知性が予見する未来の物語」
「知性が紡ぐ生命の物語」
「知性が掬い上げる奇跡の物語」
「知性が挑発する閃きの物語」
「知性が提示する実存の物語」
と続いてきた。
これ考えるの大変だろうなあ。担当さん頑張ってね。
7人のシェイクスピア NON SANZ DROICT 2

7人のシェイクスピア NON SANZ DROICT 2

ハロルド作石/著 講談社 2017年7月刊
本屋で見つけてびっくり。もう第2巻が出たのか!刊行速度が早いのは嬉しい。
前巻で「ベニスの商人」を書いていたので、いよいよそれを持って脚本家デビューか!と思っていたけど、そうは都合よくいかなかった。元々史実の発表順ではないし、そこは脚色かなと思っていたので、まあそうなるわなと納得。作品を作り出すことに夢中のシェイクスピアに比べ、生活費の心配をするワース。そして「俺はお前の成功のために全てを捧げる!それが俺の喜びだ!」と言い切るワース。泣かせるなあ。でも無理しないでね、と心配になる。どうもワースの将来が気になって仕方ない。
作中では旧教に対する弾圧の凄まじさが今回も描かれる。ワースは以前もこういう処刑現場を見ていた。「妾腹の女王め!」このセリフも以前出てきたし、このことと作品冒頭のシェイクスピア一座とエリザベス女王との関係がつながらないのだが、それはおいおいわかってくるのだろう。それにしても為政者が変わるごとに弾圧される宗教、信仰が変わるって、大変なことだなあ。あの時代に生きていなくてよかった。
「ベニスの商人」に代わりシェイクスピアが生み出そうとしているのが「リチャード3世」。それを演じられる俳優も見出した。次巻が楽しみ。
映画「リチャードを探して」をまた観たくなった。たしかこの中でシェイクスピアの中で1番上演回数が多いのがこの「リチャード三世」だと言ってたっけ。本物の舞台も観たいなあ。
ポーの一族   春の夢

ポーの一族 春の夢

萩尾望都/著 小学館 2017年刊
40年ぶりの「ポーの一族」の新作。雑誌連載中から読んではいたが(この作品のために雑誌購入)一冊にまとまると内容がよりわかりやすい。連載中は登場人物の関係が今イチよく分からず、系図を書きながら読んでいた。
以前のシリーズでは詳しく語られなかったポーの村の成り立ちなどが分かったのはいいが、どうしても整合性に欠ける部分があるのは仕方ないか。それでもラストへかけての展開の思いがけなさには、さすがは萩尾望都だなと思う。ファルカやナポリの一族を出してきたから、サイドストーリーはまだまだ描けそうだ。来春にスタートすると予告されてる新シリーズは、いつのどの地域を舞台にするのか、楽しみに待ちたい。
夏に凍える舟

夏に凍える舟

ヨハン・テオリン/著 三角和代/訳
早川書房 2016年刊
エーランド島シリーズ最終話。夏という季節もあってか、いつもと雰囲気が違う。何だか島全体が浮かれている。いつの間にこんなリゾートっぽくなったのだろう?わたしが勝手に思い描いていた、都会の喧騒とは縁のない素朴な人々、というイメージが少し崩れた。この島にもこういう種類の人がいるのか。そして当然イェロフとはソリが合わないだろうなあ。
そのイェロフは前作でホームを出て自分の家に戻ったが、どうもそれは気候のいい春夏だけのことで、秋冬はまたホームに戻るらしい。あの厳しい冬はどうするのかと案じていたのでホッとした。
今回は登場人物の視点がけっこうクルクル変わる。時間軸は一定なのでそれほどややこしくない。今回の主人公ともいうべき「帰ってきた男」の過去が挿入され、いつも通り現在と過去の話が並行して進んでいく。なぜ彼が今こういう行動を取るかということが、この壮絶な過去によって次第に明らかになっていく。ここだけで1つの物語になる。途中で彼がどこから帰って来たかわかるのだが、ここで前半に大きなミスリードがあったことに気づかされ、思わず「そうだったのか!」と唸ってしまった。イェロフの観察眼と洞察の深さは相変わらずだが、悲しい結果も引き寄せてしまう。でも彼にはこれからも今の生き方を貫いてほしい。
過去の話も現在の事件も今までよりスケールが大きく、ページ数も多く読み応えがあった。このシリーズを読めて幸せだった。
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