アゴタ・クリストフ/著 堀 茂樹/訳
早川書房(ハヤカワepi文庫) 2001年刊
単行本は1991年刊行。
以前読んだ時は、途中まで前作とは関係なく1人の青年の魂の成長記録として痛ましい物語だなと思っていた。ところがラストですべてがひっくり返って混乱して、読まなきゃよかった、前作だけにしときゃ良かった、と思ったものだ。
今回もう一度読んで、やはり痛切な物語だと思う。これはやはり時間がたったせいで、「悪童日記」の衝撃がよくも悪くも薄れて、一つの独立した物語として読めたせいだと思う。もちろんラストの混乱は変わらないが、それを作者の手法として冷静に受け止められるようになった。
10/8 シネマカリテにて鑑賞。
双子が素晴らしい。この子たちがいなければ作られなかっただろう。よくぞ探してきたと思う。原作の雰囲気を壊さず上手く省略している。原作ではもっと乾いた痛快な感じがあったのだけど、映像で双子の顔を見ていたら、何だか切なくなってきた。彼らの今後を知っているせいだろうか。
アゴタ・クリストフ/著 堀 茂樹/訳
早川書房(ハヤカワepi文庫) 2001年刊
2006年に読んで衝撃を受け、今年映画が公開されるので、再読。1991年刊行の単行本の文庫版。単行本で読んだ後続編を含めた3部作を文庫で購入。以前は単行本で読んだので、今度はこちらで読む。
とにかく事実だけを綴った文体とその内容に圧倒され言葉もない。当時の読書記録に今年のベストワンと書いてある。その他はたいした感想もない。今回も同じ。あれこれ言うことなどできない。
大筋は覚えていたけど、読み返すと細かいところはやはりかなり忘れていた。ラスト一行の衝撃は変わらず。
10/4 TOHOシネマズ日本橋にて鑑賞。
痛恨の寝不足。最初から所々で意識が飛ぶ最悪の鑑賞。俳優の演技の凄さはよく分かった。しかし長かった。リベンジしたくてもこの長さを乗り切る自信がない。
「リア王」は主人公はリア王だけど、群像劇になっていて台詞の応酬のおもしろさがあった。これはただひたすらハムレットの内省的な台詞が続く。なのでちょっと意識を保つのに苦労した。これは俳優の力量がないととてもやり通せないだろう。このローリー・キニアは凄かった。
娘はしっかり鑑賞できたようで、「これはハムレットが世界から苛まれる話なのね。ハムレットがかわいそうで仕方なかったよう」と言っていた。ああ、そうなんだろうなあ。
叔父を殺すチャンスのところで、懺悔してるから今殺したら天国へ行ってしまうのでやめた、というのがおもしろかった。でも叔父はそんなに真剣に懺悔してなかったから、あの時殺しておけばよかったのに…。
わたしが見逃したオフィーリアの最期についても、おもしろい演出があったそうだ。「リア王」でも道化の扱いにおもしろい演出があったなあ。
ダイアナ・ウィン・ジョーンズ/著 市田 泉/訳
徳間書店 2010年刊
再読。とてもかわいい話。著者にしては毒も少ないので読んでて気持ちいい。神話層とか話綱とかの設定がおもしろかった。
帯に書いてある作者の言葉がまたいい。この本に取り上げられてる科学者の文章って、ほんの一部だけど、もっと読んでみたいと思わせるとても気持ちのいいもの。
高野文子/著 中央公論新社 2014年刊
高野さんの新刊。刊行されていたのを知り、いそいそと書店に行って探しても、漫画の新刊棚にない!検察で調べたら、漫画でなく自然科学の書棚に平積みされていた。B5版というその大きさにも驚いたが、何よりも自然科学に分類されていたのにはびっくり。さすがは高野文子です。
これ読書案内なのね!うわ〜もうめちゃめちゃおもしろかつたよ〜!
10/1 Bunkamuraオーチャードホールにて鑑賞
ジョンさん、日本に来てくれてありがとう。素晴らしい歌声を聴かせてくれてありがとう!デュエットとラストのワンディモアを含めて6曲も歌ってくれたよ。ジョンさんの語尾の「t」と「m」が聴けてよかった。バルジャンだけでなくアンジョパートまで歌ってくれてもう〜。ああ、一緒に「One Day More〜♪」って歌いたかったよ〜
ジョンさんの声が上へ上へと登っていくのに酔いしれた。
日本人では濱田めぐみが凄かった。こんなに上手いなんて、歌声もそうだけど演技がすごくてそこだけ舞台作品みたいだった。
会場としては以前の東京国際フォーラムよりこちらの方がずっといい。演出もよかった。
ジョンさんのソロコンサートも行きたかったなあ。
9/30 MOVIXさいたまにて鑑賞
アンディ・サーキス主演おめでとう!いや、もうこれは猿たちが主人公だもんね。
人間と猿たちの共存の道は、こうなるしかなかったのだけど、悲しいなあ。
猿たちは夜明けを迎え光に向かって立ち、人間は闇の中に去って行く。うん、だからこれは原題の「DAWN OF THE PLANET OF THE APES」が正しいよね。