アゴタ・クリストフ/著 堀 茂樹/訳
早川書房(ハヤカワepi文庫) 2001年刊
2006年に読んで衝撃を受け、今年映画が公開されるので、再読。1991年刊行の単行本の文庫版。単行本で読んだ後続編を含めた3部作を文庫で購入。以前は単行本で読んだので、今度はこちらで読む。
とにかく事実だけを綴った文体とその内容に圧倒され言葉もない。当時の読書記録に今年のベストワンと書いてある。その他はたいした感想もない。今回も同じ。あれこれ言うことなどできない。
大筋は覚えていたけど、読み返すと細かいところはやはりかなり忘れていた。ラスト一行の衝撃は変わらず。
10/4 TOHOシネマズ日本橋にて鑑賞。
痛恨の寝不足。最初から所々で意識が飛ぶ最悪の鑑賞。俳優の演技の凄さはよく分かった。しかし長かった。リベンジしたくてもこの長さを乗り切る自信がない。
「リア王」は主人公はリア王だけど、群像劇になっていて台詞の応酬のおもしろさがあった。これはただひたすらハムレットの内省的な台詞が続く。なのでちょっと意識を保つのに苦労した。これは俳優の力量がないととてもやり通せないだろう。このローリー・キニアは凄かった。
娘はしっかり鑑賞できたようで、「これはハムレットが世界から苛まれる話なのね。ハムレットがかわいそうで仕方なかったよう」と言っていた。ああ、そうなんだろうなあ。
叔父を殺すチャンスのところで、懺悔してるから今殺したら天国へ行ってしまうのでやめた、というのがおもしろかった。でも叔父はそんなに真剣に懺悔してなかったから、あの時殺しておけばよかったのに…。
わたしが見逃したオフィーリアの最期についても、おもしろい演出があったそうだ。「リア王」でも道化の扱いにおもしろい演出があったなあ。
ダイアナ・ウィン・ジョーンズ/著 市田 泉/訳
徳間書店 2010年刊
再読。とてもかわいい話。著者にしては毒も少ないので読んでて気持ちいい。神話層とか話綱とかの設定がおもしろかった。
帯に書いてある作者の言葉がまたいい。この本に取り上げられてる科学者の文章って、ほんの一部だけど、もっと読んでみたいと思わせるとても気持ちのいいもの。
高野文子/著 中央公論新社 2014年刊
高野さんの新刊。刊行されていたのを知り、いそいそと書店に行って探しても、漫画の新刊棚にない!検察で調べたら、漫画でなく自然科学の書棚に平積みされていた。B5版というその大きさにも驚いたが、何よりも自然科学に分類されていたのにはびっくり。さすがは高野文子です。
これ読書案内なのね!うわ〜もうめちゃめちゃおもしろかつたよ〜!
10/1 Bunkamuraオーチャードホールにて鑑賞
ジョンさん、日本に来てくれてありがとう。素晴らしい歌声を聴かせてくれてありがとう!デュエットとラストのワンディモアを含めて6曲も歌ってくれたよ。ジョンさんの語尾の「t」と「m」が聴けてよかった。バルジャンだけでなくアンジョパートまで歌ってくれてもう〜。ああ、一緒に「One Day More〜♪」って歌いたかったよ〜
ジョンさんの声が上へ上へと登っていくのに酔いしれた。
日本人では濱田めぐみが凄かった。こんなに上手いなんて、歌声もそうだけど演技がすごくてそこだけ舞台作品みたいだった。
会場としては以前の東京国際フォーラムよりこちらの方がずっといい。演出もよかった。
ジョンさんのソロコンサートも行きたかったなあ。
9/30 MOVIXさいたまにて鑑賞
アンディ・サーキス主演おめでとう!いや、もうこれは猿たちが主人公だもんね。
人間と猿たちの共存の道は、こうなるしかなかったのだけど、悲しいなあ。
猿たちは夜明けを迎え光に向かって立ち、人間は闇の中に去って行く。うん、だからこれは原題の「DAWN OF THE PLANET OF THE APES」が正しいよね。
9/27 ユナイテッド・シネマ浦和にて鑑賞
機会がなくてあきらめていたけど、ようやく観られた。
大作ではないけどとてもおしゃれで楽しかった。主演監督のジョン・タトゥーロは味のある顔で好き。シャイア・ラブーフもこの傾向の顔だから、こっち方面で頑張ればいいと思うのだけど。
彼はもちろんウッディ・アレンもすごくハマってた。このメンツでこの題材。きっとおもしろいだろうと期待した通りの面白さ。楽しかった。
ヴァネッサ・パラディの髪型は、カツラや地毛よりターバン巻いてる時が一番きれいだった。
それと出てきた時すぐ分かった「ウルヴァリンの兄ちゃん」、その特徴ある頭と顔の形から「おにぎり」として認識していたけど、ここでも「おにぎり」だった。いつか名前覚えられるかしら?
E・ネズビット/著 井辻朱美・永島憲江/訳
東京創元社 2014年刊
元々タイムトラベルものは大好きなので、これもおもしろく読めた。タイムトラベルをするために当時の服装に着替える所、魔法の白いモグラを呼び出すために、自分で作った詩を唱えなければならないところなど、法則が特徴あっておもしろい。イギリスの歴史に詳しければもっとおもしろかっただろうな。
時計の針の上に座るというところが今ひとつ理解しにくいのは、わたしの頭が硬いからか。
第1章にヘマンズ夫人の「カサビアンカ」について註釈があり、嬉しくなった。
映画「裏切りのサーカス」で、ベネディクト・カンバーバッチ演じるギラムが、暗唱したいたのがこの詩だった。