9/27 ユナイテッド・シネマ浦和にて鑑賞
機会がなくてあきらめていたけど、ようやく観られた。
大作ではないけどとてもおしゃれで楽しかった。主演監督のジョン・タトゥーロは味のある顔で好き。シャイア・ラブーフもこの傾向の顔だから、こっち方面で頑張ればいいと思うのだけど。
彼はもちろんウッディ・アレンもすごくハマってた。このメンツでこの題材。きっとおもしろいだろうと期待した通りの面白さ。楽しかった。
ヴァネッサ・パラディの髪型は、カツラや地毛よりターバン巻いてる時が一番きれいだった。
それと出てきた時すぐ分かった「ウルヴァリンの兄ちゃん」、その特徴ある頭と顔の形から「おにぎり」として認識していたけど、ここでも「おにぎり」だった。いつか名前覚えられるかしら?
E・ネズビット/著 井辻朱美・永島憲江/訳
東京創元社 2014年刊
元々タイムトラベルものは大好きなので、これもおもしろく読めた。タイムトラベルをするために当時の服装に着替える所、魔法の白いモグラを呼び出すために、自分で作った詩を唱えなければならないところなど、法則が特徴あっておもしろい。イギリスの歴史に詳しければもっとおもしろかっただろうな。
時計の針の上に座るというところが今ひとつ理解しにくいのは、わたしの頭が硬いからか。
第1章にヘマンズ夫人の「カサビアンカ」について註釈があり、嬉しくなった。
映画「裏切りのサーカス」で、ベネディクト・カンバーバッチ演じるギラムが、暗唱したいたのがこの詩だった。
麻耶雄嵩/著 文藝春秋 2014年刊
「神様」鈴木君再登場。今度は違う小学校。小学生たちの行動や会話や感情が、大人並み。小学生も大変だなあ。各事件の解決が現実社会できちんとされていないモヤモヤが残るが、そんなの麻耶だもん。その一言ですんでしまうのがすごい。
これを読んでいた頃NHKBSで視聴者参加の推理番組があって、そのドラマを麻耶が書いていた。麻耶がNHKに出ようとは!写真では見たことあったけど、動いて喋ってる麻耶を見たのは初めて。感動した。元気そうでよかった。
9/13 イメージフォーラムにて鑑賞。
ポーランド映画。モノクロの緊張感、主演二人の女性の面構えの見事さに圧倒される。最初はイーダの話だと思っていたが、二人の旅の過程を見るうちに、これはむしろ叔母のヴァンダの物語なのでは、と思い出した。ヴァンダの行動のあまりの思いがけなさに(しかもさりげない)一瞬何が起きたのかわからなかった。
その後のイーダの行動にも心揺さぶられた。そしてラスト、手持ちカメラがゆれながら正面からイーダを撮り続ける画面に、イーダとその背景(家族、ユダヤ人、ポーランド社会、戦争、それらすべて)の物語なのだと感じられた。
皆川博子/著 2013年 早川書房
「開かせていただき光栄です」の続編。相変わらずおもしろかった。でも前作より登場人物が多くて頭がついていかなくて困った。終盤の謎解きというか、説明の部分でも誰が誰かすぐには分からず、(偽名のせいもあって)そのため前作ほどの達成感がなく、ややモヤモヤ。これはわたしの理解力のなさのせいなので仕方ない。
前作の登場人物のその後がなかなか苛烈なので、切なさも増す。80歳過ぎた作者のすごさを、あらためて思い知る。
トール・ヘイエルダール/著 水口志計夫/訳
2013年 河出書房新社(河出文庫)
偕成社文庫版は児童書で完訳ではないので、この機会に一般書を購入。2013年には映画「コン・ティキ」が上映されたので、それに合わせて出版されたのではないかと思う。これ以前のものは全て絶版で今は手に入らないので、タイミングがよかった。
児童書では神宮さんの他にいろんな人が訳したものがあるのだが、一般書ではこの訳者のもののみ。しかもこの訳者のものは1951年に初めて出版されている。原作が1948年だから、ずいぶん早い時期に訳されていたのだなあ。そののち主に筑摩書房からいろんな形で何回も出版されているが、全てこの訳者。河出書房もこの文庫の前に一度出版している。
時を越えて読み継がれる、本当の名作なのだと思う。
ハイエルダール/著 神宮輝夫/訳
1976年 偕成社(偕成社文庫)
懐かしいコンチキ号。わたしが小学生の頃読んで感動した物語。影響されやすかったわたしは、泳げもしないのにイカダに乗って航海したいと切望した。わたしの子どもたちもまた、この物語を愛読してくれたことはとても嬉しかった。
今回読書会のテキストだったので、久しぶりに再読。かわらずおもしろかった。これは子どもたちが小さい頃買った本で、1990年23刷だった。
わたしが読んだのはこれではなく、たぶん偕成社のハードカバーだったのだと思う。
マーガレット・マーヒー/著 石井桃子/訳
福音館書店 1984年刊
この間読んだ「不完全な魔法使い」がとてもおもしろかったので、あらためてマーヒーを読みたくなった。これは短編集。マーヒーの作品はこれまでどちらかというと児童書の中でもYA寄りだったので、対象年齢が少し低いこちらはとても新鮮でかわいいお話。他の作品も読みたくなった。
マイケル・モーパーゴ/著 佐藤見果夢/訳
評論社 2012年刊
舞台「WAR HORSE」の原作。読む前の予想通り舞台の方が何倍も素晴らしかった。これを舞台にしようと考えた人はすごい。
原作がつまらないわけではないが、ただ事実を並べているだけに感じられる。でも原作ではジョーイとアルバートが再会してからイギリスへ戻るまでに、また大変だったことが描かれ、確かに人間の勝手さ戦争の悲惨さ馬たちの悲劇は、この原作の方がより詳しくわかる。
でもたとえ描かれていなくても、舞台の迫力は直接胸に響いて心をえぐられるのだ。ああ、あのトップソーンの最期。
よしながふみ/著 白泉社 2014年刊
前巻があまりに辛くて、今度はどうかとおそるおそる読んだ。怖いよ〜治済が〜。帯に「怪物」とあったが、その通り。こんな怖い人物、今までいなかったよう。サイコパスだよ〜。吉宗の孫になんでこんなのが?いやある意味、傑物だった吉宗の血を色濃く継いでいるとも言える。全く性質は違うが。
源内の思い出の場面では涙が出た。どうか彼らのあの日々が報われますように。